ヤクルト-広島戦で村山一塁塁審の判定が2度も覆る珍事 リクエストはいずれも広島・新井監督

 3回、山田がファンブルする間に一塁へ激走するもアウトの判定に悔しがる大瀬良(撮影・伊藤笙子)
 3回、山田がファンブルする間に一塁へ激走し、セーフのジェスチャーをする大瀬良(撮影・伊藤笙子)
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 「ヤクルト-広島」(1日、神宮球場)

 一塁塁審を務める村山太朗審判員の判定が三回までに2度も覆る珍プレーがあった。

 最初は初回1死一、二塁から、広島・西川が三ゴロを放ったシーン。5-4-3の併殺コースだったが、一塁・オスナが送球をミットの土手に当ててファンブル。捕球し損ねた打球を捕り直してアウトの判定を得たが、広島・新井監督がリクエストすると、西川の足が先に一塁ベースに触れており、判定が覆った。

 2度目は三回。投手・大瀬良の一、二塁間の打球を二塁・山田がファンブル。拾い直して懸命に一塁へ送球してアウトと判定したが、またも新井監督がリクエスト。リプレー検証で大瀬良のベース到達が速く、またも判定が覆った。

 ヤクルト先発・ピーターズにとってはアウト判定が2度にわたって覆り、精神的に不安定になってもおかしくない場面が続いたが、初回も三回も冷静にスコアボードに0を刻んだ。

 村山審判員は入局18年目の39歳。2017年にはオールスターの審判を務めている。

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