カープ・ドラ3益田 公立大の星になる!北九州市大時代の指名漏れから2年後、夢実現
広島のドラフト3位・益田武尚投手(24)=東京ガス=が15日、都内のホテルで仮契約を結んだ。契約金5000万円、年俸1100万円。背番号は26に決まった。北九州市大時代には指名漏れを経験したものの、夢をかなえた右腕。活躍することで“公立大の星”となり、同じ道を歩む選手の希望となる。
キリリと表情を引き締めた。仮契約を結び、ドラフト指名直後などとはまた違った実感が湧く。益田は「やっとスタートラインに立てた。これからが勝負。今まで以上に練習をしていかないといけない」と決意表明した。
“公立大”の星を目指す。北九州市大4年時の2年前ドラフトでは指名に至らず東京ガスへ進んだ。社会人では公立大出身ということを力に変え練習に打ち込んできた。
「公立からでもちゃんとした努力や頭を使ってやればできることを示したかった」
武器である高めのストレートを磨きカットボールの精度も向上させた。充実した練習環境の中で強い思いを胸に白球を追い、かなえた夢。広島でも「公立でも努力すればできる」。その活躍が同じ道を歩む選手の励みになるからだ。
新井新監督が14日から日南秋季キャンプに合流。新指揮官は練習前の円陣でナインに「家族」や「期待している」という言葉を使い訓示した。即戦力右腕は「そういう監督さんに取っていただいた。期待に応えられる選手になりたい」と力を込めた。
背番号は26に決まった。社会人では13をつけており「倍以上の結果を残していきたいです」。目下の目標は開幕1軍。即戦力として存在感を示し、道を切り開いていく。
◆北九州市大出身のプロ野球選手 元西武、横浜で現ソフトバンクコーチの森山良二(当時北九州大)、元中日、ソフトバンク、阪神で現ソフトバンクコーチの中田賢一、DeNAの平田真吾。益田は4人目。