広島 大勝の佐々岡監督「こういう次の日は沈黙するので、今までと同じ野球をする」

 6回に選手交代を告げる際、長時間ゲームに苦笑する佐々岡監督(右)=撮影・伊藤笙子
 好救援で2勝目を挙げ、佐々岡監督とグータッチする森浦(撮影・伊藤笙子)
 3回、ソロを放った上本の頭を叩く佐々岡監督(撮影・高石航平)
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 「ヤクルト7-15広島」(10日、神宮球場)

 広島は三回に10安打3本塁打を集中し、球団タイ記録となる12得点で逆転。六回にも野間、西川の連続適時打で3点を追加した。

 先発の野村は四回途中7失点と乱調だったが、あとを抑えた森浦に今季2勝目が転がり込んだ。

 広島・佐々岡真司監督は「先発の(野村)祐輔は甘く入ったらね。なかなかスピードが、球に力がなかったかなと。甘く入ったらやられるというかね」と大量点を守れなかった右腕を責めた。

 秋山が登録抹消、菊池涼が体調不良で欠場する中、代役の堂林、上本が一発で応えた。

 「アキにしろキクにしろが出ていない中で、そういった選手が頑張ってくれているのは大きい。戦力が落ちるのではなくて、選手がチャンスと思って、みんながチャンスをつかもうと思ってやっているわけで、しっかり結果を出してくれたのは大きい」

 1イニング12得点は38年ぶりの球団タイ記録。「取れたら、そういう展開になったら一番いいですし、何年ぶりというよりも、つながってつながって効果的に一発でビッグイニングになりましたけど、こういう次の日というのはなかなか沈黙するので、明日しっかりとつなぐ野球というのは、選手にもしっかりと言って。いままでと同じ野球をする」

 秋山の抹消理由について「発熱もあるし。時間がかかるというので。(最短復帰は?)それは体調次第なので。最短を目指してもらいたいですけど、まだわかんないですけど、それは」

 菊池涼の先発復帰については「それは状態を見て」。野村の次回登板については「まあ見ての通りなので、考えます」とローテ外を示唆した。

 11日はマツダスタジアムに戻って巨人戦。

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