石原慶幸氏が称賛 カープの緊急事態で見せた「九里の大きな責任感」

 「広島1-0中日」(17日、マツダスタジアム)

 広島が劇的なサヨナラ勝利を挙げた。打のヒーローはサヨナラ打の松山竜平外野手(36)だが、デイリースポーツ評論家・石原慶幸氏(42)は「大きな責任感を持ってのマウンドだった」と先発した広島・九里亜蓮投手(30)の投球を高く評価した。

  ◇  ◇

 劇的なサヨナラ勝利となったが、やはり九里の踏ん張りは見逃せない。前日、森下が見事な完封勝利を挙げたが、その流れにも乗っての好投だった。

 それだけでなく、やはり大瀬良、床田を欠く先発陣、そしてコロナ禍による大量離脱という緊急事態の中で、九里の大きな責任感を持ってのマウンドだったことが伝わって来たし、それがあったから続いてマウンドに上がった栗林、ターリーにも好影響を与えた。いろんな意味で、九里の頑張りが報われる試合となった。

 また矢野、韮沢という二遊間コンビは、通常であればなかなか実現することはない。

 それだけチームが苦境にあるということだが、若い選手にはこれを「チャンス」と捉えてほしかったし、実際に前日は矢野が本塁打、この日は韮沢がサヨナラに絡む犠打。さらに2人は試合を通してよく守った。

 若手選手が、この機会を意気に感じて「チャンス」で結果を残したという意味でも、価値ある勝利となった。

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