広島育成・二俣 強振4戦連続安打「(背番号を)2桁にしてもいいレベル」の評価

 「オープン戦、日本ハム4-2広島」(27日、タピックスタジアム名護)

 完ぺきな当たりだった。五回無死、育成の二俣が宮西から右中間へ二塁打を放った。抜てきされた1軍キャンプで描いた成長曲線を結果で示す一打だ。

 「きのう(26日)の夜、スタメンの紙がはり出されていて6番・三塁のところに自分の名前が書いてあった。『やっとスタメンだ』という思いで『明日は絶対に打ってやろう』という思いでやりました」

 真ん中やや外寄りの直球を強振できたことに意味があった。朝山打撃コーチはこれまでの打撃を「器用なところがあるので当てにいくようなスイングをするところがある」と分析していたが、この日の二塁打は、失投を見逃さずに力強いスイング。課題克服への光が差していた。

 19日・巨人との練習試合から対外試合は4試合連続安打だ。同コーチは「普段はおとなしいけど、打席で負けん気の強さとかは見受けられる」と精神面のたくましさに目を細める。打撃技術も含め「(背番号を支配下選手の)2桁にしてもいいんじゃないかというレベルまで来ていると思う」と評価した。

 捕手として入団しながら打力を買われ昨秋から三塁へ配置転換された。キャンプでは菊池涼に指導を受けるなど守備力も着実に向上している。「持ってるものを出しアピールして、支配下(登録)に向けて頑張っていきたい」と二俣。目下の目標に向け、3月も歩みを止めない。

 ◆二俣 翔一(ふたまた・しょういち)2002年10月21日生まれ、19歳。静岡県出身。180センチ、75キロ。右投げ右打ち。内野手。背番号121。浜岡中では小笠浜岡シニアに所属。磐田東から20年度育成ドラフト1位で広島入団。1軍出場経験なし。

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