【安仁屋宗八氏の眼】広島・中崎は下半身使えていた

 「広島紅白戦、白組5-2紅組」(11日、天福球場)

 目を引いたのは中崎だ。1回打者3人に投げ無安打無失点。四球もなかった。制球力が安定しており頼もしく映った。

 下半身が使えていたため、投球に体重がしっかりと乗っていた印象だ。過去3年は、リリースの瞬間に左足が突っ張るような感じになっており球が軽かった。この日は前日10日のブルペンと同じように左膝をうまく使えていたことで、地面からの力をしっかりと指先に伝えられていた。

 最速は142キロ。これから暖かくなってくれば、体は今以上に動く。もっともっと球速は出るんじゃないかな。心配はしていない。

 中崎は3連覇時の守護神だ。経験は誰より豊富にある。若い救援陣にあって、この経験は貴重だ。若い選手の成長を後押ししてチーム力の底上げにつなげる意味でも、このまま結果を出し続けてほしい。

 もう一つ顎ひげが素晴らしい。マウンドは戦いの舞台。あれだけしっかりとしたものなら相手への威圧感はかなりあるはずだ。

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