広島・ドラ6末包 近本超え!誓ったノルマ2桁弾 大阪ガス先輩たちの活躍に続く

 広島ドラフト6位の末包昇大外野手(25)=大阪ガス=がキャンプ休日の4日、1年目の目標に“近本超え”を掲げた。社会人時代の先輩でもある阪神・近本は1年目に9本塁打を記録しており、自身は2桁本塁打をノルマに設定。5日からの第2クールでは「自分の色を出す」と長打力で一層アピールすることを誓った。

 2月1日からの3日間、末包は全力で駆け抜けた。初のキャンプ休日となった4日は宿舎でリフレッシュ。第2クールへ気持ちを入れ直した。「慣れない3日間だったので、しっかり疲れを取って。また一から全力でできるように頑張りたい」と意気込んだ。

 新しい経験ばかりの日々でも、鮮烈な印象を残した。キャンプ初日のフリー打撃で推定130メートル弾。飛距離で首脳陣をうならせた。1年目シーズンを前に描くのは、大阪ガスの先輩である阪神・近本がルーキーイヤーに記録した9本塁打を上回ることだ。

 「全くタイプは違いますが、2桁本塁打は求められている。しっかり打てるように、この2月は振り込んでいきたい」と誓った。

 社会人時代に共にプレーした経験はないものの、寮に足を運んでくれた際に顔を合わせた。近本は1年目の19年、打率・271、9本塁打、42打点、36盗塁で盗塁王を獲得。昨季までの3年間、走攻守で安定した成績を残す姿に「(プロに)入ってずっと変わらず、ハイアベレージを残している。本当にすごい」と刺激を受けている。

 大阪ガスの先輩には、1つ年上の楽天・小深田もいる。小深田も1年目から2年連続で規定打席に到達するなど存在感を発揮。「近本さんも小深田さんも、1年目からすごかった。2人に続いていけるように。あの2人と全くタイプは別ですが、自分の色を出せるようにしたいですね」と先輩たちに劣らない活躍に意気込んだ。

 そのために欠かせないのがキャンプでのアピール。第1クールはフリー打撃で柵越えを連発したが、打撃フォーム自体には納得できていない。東出1軍野手総合コーチから的確な指摘を受け、良化を目指す。同コーチからは「きれいに打とうとせず、もっと大きく振れるように」と小さくまとまらないよう助言されている。

 第2クールは持ち前のパワーはもちろん、グラウンド内外で存在感を示す考え。「打撃も、声も、自分らしさを出したいと思います」と末包。頼もしい大砲候補が本領を発揮する。

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