広島・床田 左の柱になる! 退団ジョンソンの「代わり務められるように」2桁星狙う

 広島の床田寛樹投手(25)が13日、2桁勝利と規定投球回到達を今季の目標に掲げた。現在は同僚の九里に弟子入りし、肉体強化に取り組んでいるサウスポー。昨季限りで退団したK・ジョンソン投手(36)の穴を埋め、“左の柱”として先発投手陣を引っ張っていく覚悟だ。

 進化の5年目に向け、黙々と肉体強化に取り組む床田の姿が本拠地にあった。今季の目標を問われると「開幕ローテに入って2桁勝利と規定投球回を投げられるように頑張りたい」と力を込める。

 昨年までエース・大瀬良とともに左右の両輪として先発陣を支えてきたK・ジョンソンが退団した。右は大瀬良をはじめ森下、九里、野村、遠藤らの名前が挙がるが、左腕となると実績を残した投手は少ない。経験から見ても床田がその穴を埋め、ローテを引っ張っていくのがベストだ。

 「元々カープは左腕不足といわれていた。なんとかそれを打破したいと思う。左投手は後輩ばかりなので、左では先頭に立てるように。KJ(ジョンソン)の代わりを務められるようにしたい」と意気込んだ左腕。昨季は開幕ローテ入りを果たすも8月には2軍降格。15試合で5勝8敗、防御率4・93の成績に終わり、「悔しいシーズンだった」と唇をかむ。

 巻き返しを果たすために先輩・九里からは、強じんな体作りを学んでいる。プロ7年間で一度も故障離脱がなく「亜蓮さん(九里)はケガしたことがない。そういう強い体を作るにはどうしているのかなと思ってお願いした」と明かし、筋肉量を増やすことを目指してウエートトレーニングに励んでいる。

 昨年は5回を持たずに降板したゲームが5試合あり、佐々岡監督から叱咤(しった)される場面もあった。「長い回を投げられるようにすれば、勝ちも付いてくる。監督の信頼を得るためにもしっかりと先発の役割を最低限クリアしたい」と表情を引き締めた。

 1月中は体作りに注力しつつ、キャンプ初日からブルペンに入れるように調整を重ねていく予定だ。左の柱となるために「強気なピッチングですかね。昨年の最初の方は逃げた一面があったので。どんどん真っすぐで押していけるようにしたい」とテーマに力勝負を掲げた背番号28。相手打者を圧倒する直球を手に入れ、先発投手陣を力強く引っ張っていく。

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