「ＤｅＮＡ２－４広島」（２６日、横浜スタジアム）

　５試合ぶりにスタメン出場した広島の松山竜平内野手（３４）が２安打３打点の活躍でこの日５３歳の誕生日を迎えた佐々岡監督に勝利をプレゼントした。

　四回、１死から浜口から３番・堂林の中前打と４番・鈴木誠の左翼線二塁打で二、三塁のチャンスをつくると松山がカウント３－１から外角高めの１３５キロのカットボールを中前に運んだ。「第１打席から変化球ばっかりだったので、外の厳しい球は捨てて甘い球を待っていた」。また、六回にも２死二塁から１２６キロのチェンジアップを捉え、決勝打となる勝ち越しの右前適時打を放った。

　２安打３打点で勝利に貢献した松山は「打点にはこだわっている。３打点は１００点満点」とニンマリ。誕生日の指揮官に向けては「勝てて良かった」と話した。

　この日、好調の西川が出場選手登録を抹消。チームにとって大きな痛手となったが、しっかりと中軸としての役目を果たした。松山は「チームの雰囲気も良くなっている。勝っていく力はある」と一丸となって戦う姿勢を示し、「またしっかり力になれるようにやっていきたい」と意気込んだ。