広島・床田 佐々岡監督が苦言「全部甘い」初回の失点癖を克服できず3敗目

 「DeNA6-2広島」(25日、横浜スタジアム)

 また初回だった。広島先発の床田はさえない表情を浮かべながら、重い足取りでマウンドを降りた。5回8安打3失点で3敗目。「いろいろ試しているが、うまくいかない。もう一回考えないと」と立ち上がりを反省した。

 この日も1死後、四球からリズムを崩すとロペス、佐野、宮崎に3連打を浴び、先制の2点を献上した。これで4試合続けて初回に失点。佐々岡監督は「打たれた球も全部甘い。相手の反応を含めて、考えながら投げないと」と苦言を呈した。

 ただその後は立ち直り、回を追うごとに状態を上げた。「真っすぐは良かった」。四回はオースティンを146キロの直球で見逃し三振。五回には2安打を浴びている佐野を146キロ直球で見逃し三振に斬った。

 二回以降は粘りの投球で三回の1失点に抑えただけに、初回がもったいない。指揮官は「(続投の考えは)なかったよ。その前から代えようと思っていたぐらい。だんだん良くなりつつはあったけれど…」と厳しかった。

 “魔の初回”を克服しなければ、今後も苦しい投球は続く。「初回がゼロならリズム良く投げられると思う。真っすぐを磨きながら変化球の精度を上げていきたい」と言葉を紡いだ背番号28。立ち上がりの課題を克服し、今度こそ信頼を取り戻す。

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