広島・龍馬 新婚パワーじゃ特大1号!4戦連続H好調3番きょうこそG止める!

 7回、右越えソロを放つ西川(撮影・西岡正)
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 「巨人3-2広島」(23日、東京ドーム)

 敗戦の中の光明だ。広島の西川龍馬内野手(25)が七回に右翼席へ今季1号となる特大弾を放った。これで開幕から4試合連続安打をマーク。チームは首位・巨人とのカード初戦を落としたが、今季打率3割、20本を掲げる中軸は、幸先のいい滑り出しを見せている。

 打った瞬間に誰もがスタンドインを疑わなかった。どうだといわんばかりの堂々とした歩みだしでダイヤモンドを一周した西川は「インコースに来てくれないかなと思っていたら来た。ミスショットせずに打てました」と振り返った。

 巨人先発は高卒2年目の戸郷。「真っすぐが強い」という印象を持って初対戦を迎えた。初回は一ゴロ、四回は151キロ直球で空振り三振に打ち取られた。第2打席は「低めの変化球に絞っていた。最後の直球はボール球なので、四球を取りにいけば良かった」と悔やんだ。

 しかし、先頭で迎えた七回にしっかりとアジャストした。2球目、内角高めに投じられた147キロ直球を振り抜いた。鋭く放たれた球は高々と舞い上がり、右翼席上段まで運んだ。特大ソロを放った西川は一塁付近で拳を突き上げた。

 これで開幕から4試合連続安打を記録。「構えの時に力が入らないようにしている。上半身の力を抜いて。下半身を意識してやっている」と好調の要因を自己分析。軸でしっかりと振ることを心掛けている。

 一方で中堅守備を反省した。五回2死一塁、北村が放った左中間への打球を懸命に追ったが、頭上を越され適時二塁打とした。打球の目測を若干誤り、落下地点に入るのが遅れた。「捕れましたね。思ったよりも伸びました。一直線に行ければ良かったんですけど。下がりながらになってしまった」。結果的にこれが決勝打となった。捕球できていれば同点のまま試合が進んだだけに自らの守備のミスを嘆いた。

 開幕から無敗の首位・巨人に敗れ、勝率5割となった。今季は打率3割、20本塁打を目標とする鯉のヒットメーカー。V奪還のためには西川の打力が必要だ。「やられた内容の方が悪い。見よう見ようとして、甘い直球を捉えきれないところもある」と好調の打撃にも決して満足することはない。さらなる高みを目指す背番号63は今後もバットでチームを引っ張っていく。

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