広島・会沢「全然違いますね」本番モードに突入 1カ月ぶりレガース着用

 捕手としての装いが、意気込みそのものだった。広島の会沢翼捕手(32)が17日、開幕に向けて“本番モード”で調整していく姿勢を示した。

 練習開始前、会沢は両足にレガースを着用していた。頭には帽子ではなく、マスクをかぶる際のヘルメット。具体的な日にちは未定だが、6月中旬から下旬の開幕を目指す方向性を踏まえて「徐々にやっていかなくちゃいけない作業」と、開幕に向けた準備の一環であることを強調する。

 1勤1休の練習では防具を着けておらず、レガース着用はほぼ1カ月ぶり。キャッチボールやノックでもレガースを装着。何も着けていない時と比べ「全然違いますね。足も重くなりますし」としつつ、「慣らすというより、思い出させる」と捕手としての感覚を呼び起こすことが狙いだと明かした。

 4月19日から4班での分離練習を行ってきたが、この日から2班制になって野手は屋外、投手は室内で練習。同じ空間での練習には至っていないが、午前中の練習に参加した投手陣とはロッカールームで「顔を見られたので、それだけでも」と女房役としての表情をのぞかせた。

 今後は状況を見ながら、ブルペンで投手の球を受けることも視野に入れる。「一日一日、やれることをしっかりやっていくだけ」。ギアを上げ、抜かりなく準備を整える。

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