小園、上茶谷撃ちで初戦獲る 首位と2差…さぁ奪首ウイーク

 広島のドラフト1位・小園海斗内野手(19)=報徳学園=が5日、6日からの2位・DeNAとの3連戦(マツダ)へ向けて初戦の相手先発・上茶谷撃ちで弾みをつけることを誓った。後半戦は17試合中16試合でスタメン出場しているルーキー。DeNA、阪神、巨人と続く9連戦でも走攻守で攻める姿勢を貫き、レギュラー死守へ全力を尽くす。

 日々成長の跡をたどる小園が、リーグ4連覇へ向けて重要な上位対決を前にキリリとした表情を見せた。1・5ゲーム差で追う2位・DeNAとの3連戦を皮切りに阪神、巨人と続く9連戦。初戦の相手先発は7月16日に対戦した、同じドラ1新人の上茶谷だ。

 「こないだの配球を見て、打ったところも映像を見てやっていきたい」

 前回は先制点につなげる一打を放つなど2打数2安打。いずれも変化球を打ち返した。「真っすぐから入って変化球をさばけた。それが良かった」。それでも「コントロールがいい。内外を投げ分けて絞りづらい」と入念に準備して再び打ち崩す構えだ。

 後半戦は17試合中16試合で先発出場し、58打数14安打、打率・241ながら、2本塁打を記録するなど思い切りの良い打撃と守りでチームの快進撃に貢献している。ここ数試合は快音が聞かれなかったが、4日の阪神戦(マツダ)で17打席ぶりの安打を放ち、再び波に乗りスタメン定着を狙っていく。

 一戦一戦が大事な連戦だが、走攻守で積極性を貫くことは変わらない。「攻めていってのミスは反省もしやすい」と語り、「粘り強い打撃をして、守備では投手を助けられるように。確実なゴロは確実に、難しいのもアウトにすればチームも自分も乗っていけると思う」と力を込めた。

 チームは首位・巨人との最大12ゲーム差を2まで縮め、5カード連続勝ち越し中。「自分の力を発揮できるように頑張っていきたい」。1年前は金属バットを手に甲子園でプレーしていた黄金新人が、優勝争いを繰り広げるプロの舞台でさらに光を放つ。

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