緒方監督「本当の意味での勝負は夏場」後半の巻き返し誓う 11連敗で前半終了

 前半戦を振り返る緒方監督(撮影・飯室逸平)
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 広島・緒方孝市監督(50)が10日・中日戦の試合前に前半戦を総括した。4連覇を目指してスタートした今季は誤算が続き、20年ぶりの11連敗(1分けを挟む)で前半戦を終了。借金5の4位から後半戦の巻き返しに挑む。

 緒方監督の一問一答は次の通り。

 ◇    ◇

 -前半戦を振り返って。

 「開幕はいいスタートを切れなかったが、課題を修正して5月はいい戦いができた。6月の交流戦に入ってからまた勝てない試合が続いて、7月に入っても連敗が続いている。現状は課題がいくつも出てきている。まずはそこを修正して夏場の戦いに向けてやっていかなくてはいけない」

 -課題は。

 「まず投手に目を向けると、先発投手のところ。どうしても1、2枚足りないところが出てきている。中継ぎ、抑えの投手も決めきれていない。そこをまず直していきたい。打線の方では今年は得点力不足。しっかり固定できていない。得点しても、中押し、ダメ押しが。1試合を通じていい攻撃がなかなかできていない。この先、打線の組み替え、固定していくことを考えて修正していきたい」

 -先発は。

 「大瀬良、床田は数字以上の投球をしてくれている。もっと勝ち星が付いていい内容。ジョンソンもしっかり柱としてやってくれているが、その後の投手のところ(が課題)」

 -中継ぎ陣は新たな力が出てきた。

 「2年目の遠藤をはじめ、いい投球をして1軍の戦力になってくれている。ただ期待していた中崎、一岡という実績のある投手が不調、故障というところで、抜けた穴をなかなか埋めきれていない」

 -後半戦の投手陣のキーマンは。

 「下で調整している野村、岡田、薮田、中堅で実績のある選手がしっかり調整して後半戦に戻ってきてくれることを期待している」

 -野手は試行錯誤だったか。

 「打線の核というか、今年は田中広の状態が上がらないので。打順を下げた兼ね合いで、クリーンアップも固定できていない。先ほど言ったように(打線は)固定するのが理想だが、その日の調子にもよる。主力選手をはじめ、若い選手、新しい選手が加わってきてくれないと、また苦しい戦いが続くと思う」

 -後半戦へ向けて。

 「本当の意味での勝負は夏場。今こうして連敗しているが、最後の最後まで自分たちの野球をやるという気持ちを持って戦う。1つ流れが変われば、またいい方向にいける。しっかりと目標を定めて戦っていきたい」

 -ファンへメッセージ。

 「今年もマツダスタジアムをはじめ、どの球場に行ってもたくさんのカープファンの方が応援に来られている。期待に応えられるように最後の最後まで諦めず戦っていきます」

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