野間反攻じゃ!打率・382好調男が2冠の誠也の前でヤク払い

 広島の野間峻祥外野手(26)が8日、今季初のカード勝ち越しを目指し、打線の火付け役になることを誓った。開幕3戦目から3番に入り、打率はリーグ3位の・382。出塁率でも同7位タイの417だ。4番・鈴木の前に走者を置けるか否かで得点力は大きく変わる。チームは開幕から3カード連続で負け越し中。9日から始まる地元でのヤクルト3連戦で、チームに勢いをもたらす。

 野間がスタートダッシュに成功した。開幕から7試合連続安打をマークし、ここまで34打数13安打1本塁打。打率はリーグ3位となる・382と好成績を残す。「結果が出ることに越したことはない」。3月のオープン戦で2軍降格を味わった男は、打線の中で存在感を放っている。

 開幕2戦目まで「6番・中堅」。第3戦から3番に入った。3番は大学時代に慣れ親しんだ場所でもある。中軸を任されても気負うことなく打席に立ち安打を放ってきた。

 「空振りが少ない。去年の良いときも、そうだった。真っすぐを近いポイントで打てているし、変化球を拾ったりもできている」

 三振数が状態の良さを図る一つのバロメーター。状態が悪いときは、上半身の開きが早くなりバットがなかなか出てこないという。9試合37打席で5三振。「右肩を止めて」逆方向を狙う意識を持つことで、さまざまな球種に対応できている。

 チームは7日の阪神戦に敗れ、開幕から3カード連続で負け越した。2010年以来、実に9年ぶりという黒星先行だ。攻撃面では4番・鈴木が打点と本塁打でリーグトップの数字を残しており、その前後を打つ打者の内容や結果次第で得点力は変わってくる。

 野間はポイントゲッターとしての役割を担う一方で、4番への橋渡し役も大きな仕事。7日の試合では初回無死一、二塁から安打こそ放つことはできなかったが、遊ゴロで俊足を生かし1死一、三塁の場面をつくった。「ランナーがいる場面で誠也を迎えれば、相手投手は嫌なはず。ヒットどうこうではなく、まずは塁に出ることを考えて」。シンプルな思考で得点機を演出する意気込みだ。

 9日からは地元でヤクルト3連戦に臨む。初戦先発の原に対して昨季は8打数4安打、打率・500を残した。さらにヤクルト戦は・306と相性が良い数字が並ぶ。「危機感しかないし、1打席1打席を大事にしていきたい」。背番号「37」がチームの上昇ムードに火を付ける。

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