「広島－阪神」（４日、マツダスタジアム）

　６連勝中の広島、２連勝中の阪神は両軍譲らず、４－４のまま、延長に入った。

　広島は１４度目の延長で、今季成績は７勝４敗２分け。一方の阪神は同様に７度目で、３勝２敗１分け。

　広島は１点を追う三回に野間、菊池の連続タイムリーで逆転に成功。再逆転された四回には、野間がメッセンジャーから左翼席への６号ソロを放ち、同点に追いついた。さらに勝ち越しを許して１点ビハインドで迎えた八回には、松山の適時打で追いついた。

　先発したジョンソンは５回９安打３四球で３失点（自責は１）。毎回ヒットを許して得点圏に走者を背負う苦しい内容だった。

　一方、阪神は二回に俊介、梅野の連続二塁打で好機をつくり、メッセンジャーの内野ゴロの間に１点を先制。１点を追う四回には、糸井の一塁へのゴロを処理した松山がベースカバーに入ったジョンソンへ悪送球。この間に２者が生還し、逆転した。同点の六回には糸井のタイムリーで勝ち越した。

　日米通算１００勝が懸かった先発のメッセンジャーは７回を４安打３失点で勝ち投手の権利を持って降板。

　しかし、八回からマウンドに上がった２番手の藤川が先頭の野間に左前打を許し、犠打などで２死一、二塁とされ、松山に同点タイムリーを許した。