塹江、株急上昇!左腕争いで一歩リード 来春1軍キャンプ決定的

 「広島秋季キャンプ」(19日、日南)

 広島・塹江敦哉投手(20)が19日、今キャンプ2度目のシート打撃に登板し、打者4人に対して1安打無四球で無失点に封じた。突然の乱調に陥る悪癖を解消し、安定感のある投球でアピールした。首脳陣の評価も急上昇で左腕争いをリードする。

 左腕争いから一歩、抜け出した。今キャンプ最後のシート打撃で高卒3年目の塹江が猛アピールだ。安定感のある投球で若鯉たちを蹴散らし、「完璧ではなかったけど、平均点の力は出すことができた」とうなずいた。

 ストライク先行からズバズバ攻めた。先頭の坂倉を中飛に打ち取ると桑原は遊ゴロ。バティスタに三遊間を破られたが、最後は野間を遊ゴロに仕留めた。

 最速146キロ。スピードボールは維持しつつ、悪癖の突然の乱調とは決別。畝投手コーチも満足そうで「安定感が出てきた。真っすぐ、スライダー、カーブを投げ切れるようになった。チェンジアップもおもしろい」と成長に太鼓判を押した。

 チームはここ数年、慢性的な左腕不足に悩まされており、先発、中継ぎを問わず、新戦力の台頭が待たれている。塹江は前回9日のシート打撃に続き、2度連続の好投。来春の1軍キャンプ参加は決定的で左腕不足解消の救世主として、価値が一気に高まってきた。

 今オフは2年連続で守護神の中崎と自主トレを行う。今季は2年ぶりに1軍登板なしに終わり、「ザキさんに目をかけてもらっていたのに申し訳ないです…」と唇をかみしめる。後輩左腕の樹也&昂也のW高橋には負けられない。来季こそ1軍のマウンドで輝く。

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