野村7勝!さすがエースの責任感 粘投6回2失点「勝って良かった」

 「広島4-3阪神」(1日、マツダスタジアム)

 決して会心の投球ではなかった。それでも、広島・野村祐輔投手(28)は要所で踏ん張りリードを守り切った。粘りの投球が実った7勝目。「チームが勝って良かった。前回の甲子園でやられているので、何とかしたかった」と汗をぬぐった。

 4-0の五回に突如として乱れた。先頭・坂本を打ち取った打球が、三塁手・安部の前で大きくはずむ。アンラッキーな内野安打をきっかけに全ての塁が埋まると、上本の右犠飛で1失点。福留にも左前に運ばれ、追加点を許した。

 「ピンチで投げ急いだ感じがあったので、そこは反省点」。2点差になったが、最後は鳥谷を打ち取った。6回117球を投げ、6安打2失点。緒方監督は「七回まで行ってもらいたかったけど、球数があった。でも先発としての投球はしてくれた」と称えた。

 7月17日の阪神戦では5回8安打2失点。15年以来、2年ぶりとなる甲子園での登板で4敗目を喫した。指揮官に後半戦のキーマンとして名前を挙げられ、カード初戦を託された。ふがいない投球は続けられない-。強い責任感があった。

 連覇を目指して戦う夏場は、9月2週目まで6連戦が続く。「長い回を投げられなかったことが悔しい」。前半戦は腰痛で一時、ローテから外れた。先発陣の主将を任されている今季。投球回にもこだわり、マウンドに立つ。

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