新庄剛志氏、22億円損失していた「野球はマジ、バイトだった」

 元プロ野球選手の新庄剛志氏が20日、テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(月曜、後7時)に出演。自らの失敗談をもとに教壇に立ち、阪神をFA退団後に渡った大リーグ3年間と日本球界(日本ハム)復帰後の収入総額から税金を抜いた22億円を失っていた事実を明かした。同氏はまた、CM出演料などが膨大だった当時を振り返り、「野球はマジ、バイトだった」などと振り返った。

 番組では新庄氏の高校野球時代からの華やかで独特な半生を追いながら、同氏が金銭面の管理を「僕のことを息子と思っていた」というほど信頼していた、知人の会社経営者A氏に全面委託していたことを明かした。そして、2006年シーズン後に17年間の現役生活を終え、「明日から何をして遊ぼう」と現在も居住するバリ島への移住を決意した際、「税金が半分として22億円は残っているだろう」とA氏に残高を聞いたところ「2200万円しかない」と告げられ、その原因がA氏の会社経営への資金流用だったことが判明。裁判に持ち込み、8000万円が戻ったが、06年にA氏が破産手続きを完了したことで裁判自体が終了したことを明らかにし、「他人に任せた僕が一番悪い」などと番組内の生徒へ教訓を示した。

 新庄氏はまた、引退時期と重なった元妻でタレントの大河内志保さんとの離婚についても、バリ島から「自由になりたい。今日からバリに住むんで離婚しよう」などとメール連絡で済ませていたことをあらためて回想していた。

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