エルドレッドが先制2ラン ギャレットに並ぶ鯉助っ人3位タイ弾
「中日1-7広島」(4日、ナゴヤドーム)
恐怖の6番がパワーを見せつけた。0-0の二回、1死二塁。広島・エルドレッドが若松の103キロカーブを、豪快にすくい上げた。滞空時間の長~い先制2ラン。左中間最深部へ今季1号を放り込んだ。
「大きい一発になったと思う。早い回に点が入って、ピッチャーを勇気づけられたね」
誇らしげに、節目の一発を振り返った。来日6年目。カープ愛にあふれる助っ人が球団史に名を刻んだ。通算102本塁打はギャレットに並ぶ球団外国人3位タイ。今季から2年契約を結び、ライトルの155本、ロペスの112本も射程圏に捉えた。
「非常にうれしい。そういう数字に並んだということは、同じチームで長くやって貢献できているということ。これからももっと伸ばしていきたいね」
3月中旬の大不振がうそのようだ。キャンプで腰痛を発症。その影響から打撃フォームに狂いが生じ、オープン戦は41打数4安打、打率・098と苦しんだ。それでもどっしり構えていた。
スタンス幅やタイミングなどを微調整。シーズン開幕から4試合連続安打とすっかり本来の輝きを取り戻した。「今は自分のスイングができている。体も腰もいい状態だよ」。今年7月で37歳。ベテラン助っ人は今年も頼りになる。




