中崎、九回譲らない!16戦全て投げる
広島・中崎翔太投手(23)が16日、残り全試合登板も辞さない覚悟を語った。最終回のマウンドは誰にも譲るつもりはない。
プロ5年目右腕は15日・巨人戦(マツダ)で、1-0の九回を無失点で締め24セーブ目を挙げた。昨季まで4年間の合計に並ぶ61試合登板を飾った。これで10試合連続無失点となり防御率2・73と上昇。一時の不安定さは脱した。
一夜明けたこの日、中崎は休日返上でマツダスタジアムに姿を見せ、ランニングなどで汗を流した。「気持ちは変わらない。出番があればチームを勝たせるため頑張りたい」と言い切った。
疲労を上回る気力に満ちている。13日・阪神戦(甲子園)では3-0の九回、大瀬良が締めた。中崎は12日の同戦まで5連投しており、6連投を避けるための大瀬良起用だった。周囲には当然の策に映るが、本人は「自分では投げるつもりで準備していた。悔しかった」と振り返った。
18日・中日戦(ナゴヤドーム)からは試練の12連戦が控える。「残り16試合。自分は九回のマウンドを守り抜きたい。譲りたくない」と意気込んだ。緒方監督が「日に日にたくましくなっている」と認める右腕。与えられた使命を、最後まで守り抜く覚悟だ。





