広島の黒田博樹投手が１６日、野球ファンの底力を再認識した。関東・東北水害の被災地支援として１５日の巨人戦（マツダ）前に、義援金を呼びかける選手の列に参加。直接ファンとも触れ合い、激励の言葉も受けたようた。

　多くの支援に「みんな温かい。１つ、１つの行動が大きなものになる。カープファンだけじゃなく、野球ファンの底力がありますね」と感動していた。

　次回は１８日の中日戦（ナゴヤドーム）に先発する予定。現在９勝で、２桁勝利目前だが「１つの区切り、響きはいい」とした上で「でも、この年になってそこだけ目指すことはない。チームが勝って、その次に自分自身に勝ちが付けばいい。勝ち星を目指してやっているわけじゃないので。チームの力になりたいし、貢献したいですね」と力を込めた。シーズン残り１６試合。一戦必勝で浮上を狙う。