久本が左肘手術後初の打撃投手登板

 昨年11月に「左肘じん帯の再々建手術」を受けた広島・久本祐一投手(36)が17日、廿日市市の大野練習場で術後初めて打撃投手を務めた。65球を投げ、順調な回復ぶりをアピールした。

 高めに浮く球があればワンバウンドする球もあった。「くそっ」と、悔しさをあらわにする。それでも久本は投げられる喜びに満ちあふれていた。「最後の数球は力を入れて投げたけど肘は大丈夫。スライダーも初めて投げて違和感はない。復帰に向けて一歩を踏み出せたと思う」。前日16日はブルペンで40球を投げた。“連投”にも「問題ない」と笑顔をみせた。

 昨年6月に左肘を痛め戦線離脱。同年11月に手術を受け、今季は育成選手として契約した。リハビリは順調で、術前の想定より早い7月中旬にも2軍戦に登板する予定だ。支配下登録の期限は7月31日。チームは中継ぎ陣の整備が急務なため「一つの目標としてやっている」。あくまでも来季の完全復活を目指しながら、今季中の一軍復帰にも意欲をみせた。

 今後はブルペンでの球数を増やすなどして調整する。「試合で投げられる体をつくっていきたい」。プロ13年で一度もBクラスなしで、通算247試合登板と豊富な経験も武器。百戦錬磨の左腕が間もなくマウンドに帰ってくる。

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