「日本ハム紅白戦、白組６－１紅組」（７日、札幌ドーム）

　痛烈な打球にスタンドが沸いた。一般公開された紅白戦で日本ハム・大谷翔平投手が魅せた。紅組の「３番・指名打者」でスタメン出場した六回１死からの井口の初球。１４５キロ直球を高速スイングで捉えると、弾丸ライナーで右中間フェンス直撃の二塁打とした。

　「外の甘い球でしたけどね。野手は久々でしたけど、特に変わらず、普段通り打席に入れました」

　打者としては９月２７日・西武戦以来、１０日ぶりの出場だったが、２打数１安打１四球と合格点の内容だった。５日の紅白戦で投手としては１回３安打２失点と課題を残したが、打者としては上り調子でＣＳファイナルＳへ臨めそうだ。

　９月２１、２２日の天王山・ソフトバンク２連戦では、先発翌日に野手でスタメン出場して２試合とも活躍。ＣＳファイナルＳも第１戦先発翌日の第２戦での野手出場が有力。「いつも通りいければ」と大谷。ポストシーズンでも投打で大きな期待がかかる。