原7回10K 専大松戸4年連続8強

 「高校野球・千葉大会5回戦、専大松戸8-0我孫子東」(21日、QVC)

 涙に暮れた場所に、エースがたくましさを増して帰ってきた。専大松戸の今秋ドラフト候補右腕・原嵩(しゅう)投手(3年)が今大会初先発。7回を10奪三振で4安打完封し、チームを4年連続の8強入りに導いた。

 圧巻は「ちょっと力を入れた」という七回。決め球はすべて140キロ台の直球で3者連続三振。最後の打者には自己最速まで3キロに迫る145キロを計測し「リリースを修正できた最終回は一番良かった」と自信を深めた。

 昨夏も背番号1だったが、不調に苦しみ登板は3試合のみ。大量ビハインドで救援した決勝は、2失点で降板した。それ以来のQVCマリンのマウンド。「変な思いを持たず、いつも通りにやればできる」と、苦い思い出をぬぐい去った。

 この日は3球団のスカウトが視察。日本ハム・岩舘スカウトは「球速を出しながら、制球できてきた。素材は間違いない」と評価。上沢(日本ハム)も指導した持丸修一監督(67)は「3年夏の時点では、こっちの方がいい」と目を細めた。悲願となる初の甲子園へ、今度こそたどり着く。

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