習志野2年ぶり8強 1年吉野3打点
「高校野球・千葉大会5回戦、習志野6-3千葉敬愛」(21日・QVCマリンフィールド)
習志野が快勝し、2年ぶりの8強入りを決めた。
1年生4番の吉野海都外野手(1年)が2安打3打点の活躍。初回に深々と左中間を破る先制の2点適時三塁打を放つと、5点リードの七回には左前適時打でダメ押しした。
芝山中時代は佐倉シニアに所属。昨年は4番としてチームを全日本選手権やジャイアンツ杯制覇などの“4冠”に導いた。中2時の全国大会で、神宮球場で満塁弾を放り込んだパンチ力の持ち主だ。
最初の夏で大役に抜てきした小林徹監督も「チャンスで振っていける。気後れしたところがない。4番で使ってあげたい子」と話す。いきなり名門の主砲を務める重圧があっても不思議はないが、吉野は「それは全く思わないでやっている」と頼もしい。理想の4番像は「チャンスで全部打つこと」。4年ぶりの優勝へ、カギを握る存在となりそうだ。