ドラフト候補亜大・山崎、今季初勝利
「東都大学野球、亜大8-1拓大」(17日、神宮)
7連覇を狙う亜大が、連勝で勝ち点1とした。今秋ドラフト1位候補の山崎康晃投手(4年・帝京)が7回1失点で今季初勝利を挙げた。国学院大は逆転で今季初白星。1勝1敗のタイとした。
エースが帰ってきた。2回戦の先発に回って味わう勝利の味。山崎は「自信につながる部分がある」と、しみじみ話した。
開幕戦の中大戦は八回途中5失点。ふがいない内容に、同3回戦と今カード1回戦の先発から外された。16日の試合後、生田勉監督(48)に誘われて食事へ。うどんをすすりながら、本調子でない中でのエースとしての振る舞いについて、心構えを説かれていた。
名誉挽回を期したこの日は最速142キロながら、ツーシームなどを主体に4安打8奪三振。工夫を凝らして1失点でしのいだ。視察した阪神・中尾スカウトも「腕も振れていた。よくなってくるでしょう」と期待した。
7連覇へ、右腕の働きは不可欠。山崎は「修正して、第1戦(の先発)に戻れるようにしたい」と誓った。