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【天皇賞・秋】ダノンデサイルが復権!2馬身半差完勝劇 G1・4戦連続3着にピリオド 戸崎圭「強い競馬ができてうれしい」

 11R天皇賞を制したダノンデサイル(撮影・持木克友)
 11R天皇賞を制したダノンデサイル(撮影・持木克友)
 ダノンデサイルで天皇賞・秋を制し、声援に応える戸崎圭
 ダノンデサイルで天皇賞・秋を制し、声援に応える戸崎圭
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 「天皇賞(秋)・G1」(1日、東京)

 “ベリベリホース”はやっぱり強かった。4番人気のダノンデサイルが不利な大外8枠17番を克服し、豪快な差し切りで2馬身半差の快勝。G1・4戦連続3着という惜敗続きにピリオドを打ち、昨年のドバイシーマクラシック以来、約1年半ぶりのG1・3勝目を飾った。2着は8番人気ネブラディスク、3着は紅一点の3番人気レガレイラ。2強と目された天皇賞同一年春秋制覇を狙った1番人気クロワデュノールは5着、連覇を目指した2番人気マスカレードボールは11着に敗れた。

 坂上で早くも勝負は決していた。内めでごちゃつく馬群を尻目に、ピンク帽の4番人気ダノンデサイルが馬場の真ん中を堂々と突き抜けた。断然の手応え通りに2馬身半差。戸崎圭はスタンドに右腕を力強く掲げた。

 お立ち台でもジョッキーは胸を張った。「強い競馬ができてとてもうれしい。リズムも手応えも良かったので、抜け出すのが早かったのですが。信じていただいたファンのみなさんにも感謝です。一緒にお願いします」と、お決まりの「ベリベリホース」をスタンドと一体となって唱和した。

 昨年のジャパンCから4戦連続3着止まり。「この馬の強さはこんなものではない」と戸崎圭。「歯がゆくもあり、申し訳ないとも思っていた」と安田師。じくじたる思いを抱え続けて1年を過ごした。今回も万全には仕上がった。しかし、枠順抽選で頭を抱えた。

 大外8枠17番。2角までが短いポケットスタート。外枠不利が明らかなコースで、実際に大外枠では天皇賞・秋では03年シンボリクリスエス以来、勝ち馬がいない。グレード制導入以降を加えても86年サクラユタカオー、89年スーパークリークと名馬中の名馬に3例の勝利があるのみだった。

 「ジョッキーとはいっぱい話しました」とトレーナー。「プランは二転三転しました。最終的に決まったのはきょう」とジョッキー。位置にこだわらず、リズム最優先で序盤から無理せず運ぶ。「スタートは良かったが、位置は取れず。やっぱり大外だとな…」と鞍上。それでも冷静に導けたのは木曜午後から丸3日、陣営と作戦を練り上げたからだ。結果的に3~4角は後方2番手。直線入り口でインを探らず、馬群の大外からねじ伏せに動いた決断が実った。

 「素晴らしい脚でしたが、それでもダメージが全くないとは。帰ってよく見てから、オーナーにプランを提案します」。安田師は今後について明言を避けたが、国内の王道路線か、海外遠征か、新たな夢は膨らむばかり。ようやく目覚めた一昨年のダービー馬の未来はきっと、まだまだ華やかに輝き続けるはずだ。

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