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【凱旋門賞】近藤旬子オーナー 「アドマイヤ」の冠が凱旋門賞に初挑戦 先代から託された血と志「楽しみながら当日を」

 「凱旋門賞はアドマイヤテラの1着に期待して」とVサインでポーズする近藤旬子オーナ-(撮影・金居みつよし)
 「凱旋門賞はアドマイヤテラの1着に期待して」とVサインでポーズする近藤旬子オーナ-(撮影・金居みつよし)
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 「凱旋門賞・仏G1」(10月4日、パリロンシャン)

 ついに念願の夢舞台に挑戦する。重賞2勝馬アドマイヤテラで世界最高峰の一戦に臨む近藤旬子オーナー。愛馬は夫であり亡き先代の利一オーナーから引き継いだアドマイヤミヤビが母で、夫婦ゆかりの血統を持つ。託された血や志とともに、“アドマイヤ”の冠が初めてチャレンジする大一番。決戦を前にした今の思いをたっぷりと語ってもらった。

 ◇  ◇

 -いよいよ世界最高峰の一戦が迫ってきた。今の心境は。

 「いい状態でいけたというのを聞いていますし、向こうでの状態もすごくいいとのことです。とても楽しみにしております」

 -凱旋門賞出走を決意した経緯は。

 「去年の夏頃からいろいろ考えていて、国内で出走させるか、メルボルンCか、凱旋門賞かという3つの選択肢がありました。去年、アドマイヤデイトナがドバイのUAEダービーを勝ち、その後、ケンタッキーダービーに行くことができました。そこで、次に凱旋門賞にチャレンジしたいなという気持ちがありました。私の中では、凱旋門賞が一番の目標というか

夢のようなレースだったので、友道先生に打診をしたところ、オッケーをいただき向かうことになりました」

 -近藤オーナーにとって凱旋門賞はどのような意味を持つ舞台なのか。

 「先代の近藤利一も凱旋門賞は出走させたことがないと聞いていましたし、やっぱり引き継いだので、その世界で有名なレースに出走できたらなという思いがありました。おそらく、先代も行きたかっただろうなと思いますし、引き継いだ以上はそういうレースに挑戦したいなという気持ちです。今はもう本当にとても楽しみです」

 -アドマイヤテラはここまでで重賞2勝、今年の天皇賞・春では3着とG1でもその力を証明している。デビュー前からこれまでの歩みをどう見ているか。

 「初めて会った時は本当にかわいくて、キャーキャー言っていましたね(笑)。そこからダービーに出走させたいなと思っていてかなわなくて。もちろん期待していましたが、ゆっくりゆっくりでした。それでもやっと行けたクラシックの舞台の菊花賞で、まさかの3着だったので本当に驚きました。思い出すと泣きそうになってきます。涙が出るくらいうれしいですね」

 -「アドマイヤ」ゆかりの血統で挑戦することに強い意味があるのか。

 「先代が亡くなられた時にちょうどお母さんのアドマイヤミヤビを引き継ぎましたし、とても思い入れがあります。これまでも(アドマイヤミヤビの子どもは)アドマイヤラヴィ、アドマイヤソラといましたが、ずっと期待を込めていた血統でした。珍しい配合というのもあり、テラの配合の際はいろいろ考えて、たくさんご相談させていただいて決めました。そういう意味でも思い入れがありますね」

 -友道先生はどんな存在か。

 「どんなことでも都度ご相談させていただいていて、どんなことでも親身になって聞いていただいています。もちろん信頼していますし、尊敬しています。とても素晴らしい方です」

 -馬主として印象深かったレースは。

 「本当にたくさんあります。アドマイヤマーズの香港マイル(19年)が先代が亡くなられて1カ月もたたないうちでのレースでした。何も分からないまま香港で優勝して…。(馬主として)訳も分からないところから始まっているので、その時に何か縁があるんだろうなと思いました。どれが一番とかではなく、全てのレースが記憶に残っていますね」

 -馬と関わる上で大切にしていることは。

 「何事も先代から引き継いでいるので、験担ぎなどなるべくそれをまねするようにしています。枠の色のモノを身につけるとか。数字も気にしますね。あと、レース前には必ずご祈禱(きとう)をします」

 -勝ちたいレースは。

 「凱旋門賞です。それに日本ダービーですね。もちろんクラシックもそうですし、G1はやっぱり勝ちたいです」

 -意気込みを。

 「無事に出走できてけがなくというのが一番だと思っています。もちろん勝ちたいですが、なかなか難しいレースだと思います。楽しみながら当日を迎えたいです」

 ◇近藤 旬子(こんどう・じゅんこ) アドマイヤの冠で知られる大馬主、故・近藤利一氏の妻。合建株式会社の代表取締役会長だった利一氏が19年11月17日に逝去し、相続馬主となる。自身の名義での馬主資格は、20年7月に取得。同月19日にアドマイヤジャスタで函館記念を優勝し、重賞初制覇。24年12月の朝日杯FSをアドマイヤズームが完勝し、GI初制覇となった。アドマイヤ軍団としては、アドマイヤマーズでの19年香港マイル以来のGI優勝。阪神馬主協会会員。大阪・北新地のPriv.Ayakaのオーナー・ママ。

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