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【関屋記念】ボンドガール 実績は断然上位 気性面成長で巻き返し期す 指揮官「力は一番上だと思う」

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 「関屋記念・G3」(27日、新潟)

 ヴィクトリアM16着からの雪辱を期すボンドガールが、夏の越後からリスタート。G3のハンデ戦ならば、トップレベルで戦ってきた実績は断然上位だ。

 悪夢とも言える前走の敗戦。2番人気の支持を受けながら、後方のまま見せ場もなく馬群に沈んだ。手塚久師は「返し馬からやけにテンションが高かった。なかなか難しい競馬になってしまった」と回顧。気性面の課題をクリアすべく、リフレッシュ放牧を挟んで復帰戦に備えてきた。

 その不安を払拭したのが、17日の1週前追い切り。気性面を考慮し、前走時は美浦Wで4F追いを選択したが、今回は5Fからしっかりと68秒7-38秒7-11秒6をマーク。馬場の外ラチ沿いをキビキビとした動きで駆け抜け、確かな成長の跡を示した。

 動きを見守った指揮官は「良かったんじゃないですか。ハミを工夫した効果が出ている。久しぶりに5Fからやれた」と内容に満足げ。初コースの上、ある程度のハンデが見込まれるが、出走態勢さえ整えば大きな問題ではない。「1週前追い切りがうまくいったので不安が一つ減りました。コース適性は大丈夫だと思います。あとは返し馬をどうするか。力は一番上だと思うのでね」。求められるのは、ルメールとの新コンビで“一発回答”。Vはもちろん、勝ち方を問われる一戦だ。

 〈1週前診断〉美浦Wで5F68秒7-11秒6(馬なり)。帰厩してのコース追い切り1本目。無理をせず馬の気に任せたが、外ラチに沿って一直線の伸び脚を披露した。体を無駄なく使えており、躍動感にあふれている。リフレッシュの効果は十分だ。

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