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【大阪杯】シックスペンスG1制覇へ成長顕著 1週前3頭併せで抜群の動き 国枝師「爪の不安もないので、思い通りに」

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 「大阪杯・G1」(6日、阪神)

 “未完の大器”が開花の時を迎えた。国枝厩舎期待のシックスペンスはデビューから6戦5勝。昨年のダービーこそ9着に敗れたものの、夏場の休養で立て直しを図り、G2を連勝して再びG1の舞台へ。心身ともに成長した今、ビッグタイトルを手にして一気に勢力図を塗り替える構えだ。

 飛躍が期待された昨秋は、毎日王冠快勝後、右前の爪を傷めてマイルCSを回避。今季初戦の中山記念も万全とはいかず、「何とか間に合った」(国枝師)という状態だった。それでも、終わってみればレコードのおまけ付きで3つ目のG2タイトルをゲット。八分の仕上げで能力の高さをまざまざと見せつけた。

 その後は短期放牧を挟み、G1へ向けて順調な乗り込みを消化。1週前には美浦Wで3頭併せを行い、抜群の動きを見せた。JRA通算1100勝にあと1勝と迫っている国枝師は「いい動きだった。今回は爪の不安もないので、思い通りに来られた」と納得の表情。若干余裕があった馬体もグンと締まってきた。

 大阪杯は21年レイパパレ、22年ポタジェ、23年ジャックドール、24年ベラジオオペラと4年連続でG1未勝利馬が勝利。近年のトレンドにピタリとハマる成長株だ。「阪神の二千は問題ないと思う。長距離輸送も大丈夫」と指揮官。父キズナはG1昇格前の14年にこのレースをV。父子制覇を果たしてスターホースの仲間入りを果たす。

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