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【尾形充弘元調教師のザ・戦評】光った戸崎圭の好判断 ソングラインを連覇に導いた分岐点とは

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 「安田記念・G1」(4日・東京)

 現役最強マイラーの誕生だ。G1馬10頭がそろった混戦を制したのは、4番人気のソングライン。中団から鮮やかに差し切り、G1連勝と史上3頭目の連覇を決めた。秋はBCマイル・G1(11月4日・米サンタアニタパーク)の参戦も見据える5歳牝馬は、さらなる飛躍を目指す。2着は3番人気のセリフォス、3着は1番人気のシュネルマイスター。2番人気の白毛馬ソダシは7着だった。

  ◇  ◇

 順番こそ違いましたが、戦前に私が注目上位馬に挙げた3頭で決まりました。

 勝ったソングラインはパドックから非常に良く見えましたね。落ち着いていて、よく仕上がっていました。大外枠なので、多少は外を回るのはやむを得ないのですが、半マイル過ぎから動いていったのは戸崎圭騎手の好判断です。前が見える位置から脚色を測りながら動き、坂を上がってから見事に突き抜けました。

 セリフォスは4番枠からどう乗るかに注目していました。ゲートが開くと、レーン騎手は迷うことなく5、6番手のインコースを選択して勝てる位置を取りにいきましたね。結果は2着ですが、誰が見ても納得できる競馬をしていました。先週のダービーに続き、あっぱれの騎乗です。

 シュネルマイスターは1000メートル地点で後ろから2番手。脚をためるだけためて、前にいるレッドモンレーヴを見ながら坂下から追い上げました。あの脚を引き出したのも、乗り慣れたルメール騎手だからこそ。惜しい3着でした。5着のジャックドールはバテてはいないのですが、最後は瞬発力がない分の差に見えました。

 G1馬10頭で行われた今年は上位勢がしっかりと力を出し切り、とてもいいレースになりました。今年は競馬法制定100周年にあたります。馬券を売ることに尽力した、初代JRA理事長の安田伊左衛門さんも、感無量の思いで空から見てくれているはずです。(元JRA調教師)

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