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賛否両論のCS制度に外国人ファンは批判的?その理由とは

 日本シリーズを目前にして阪神の2019年シーズンが終了した。イライラさせられることも多かった今季の矢野阪神だが、残り数試合からの猛烈な追い上げで奇跡のCS進出。宿敵巨人に敗れたものの、諦めない姿勢とCS制度のおかげで最後の最後まで楽しませてもらった。さてこのCS制度、オールドファンや球界OBからは否定的な意見が目立つが、外国人ファンはどう見ているのだろうか?

 実は僕の周りにいる外国人ファンの大半は現行制度に批判的だ。といっても「CS不要」を訴えているのではない。「アドバンテージが大きすぎる」「試合もせずに優勝チームに1勝を与えるなんて論外」という声が圧倒的に多い。MLBのアドバンテージは「ホームゲームが下位チームより1試合多い」のみで、両チームが次のステージに進むチャンスはほぼ等しい。そのほうが面白いと主張している外国人がほとんどだ。

 そんな中で僕は少数派。NPBの制度に賛成で、シーズンを勝ち抜いたチームに恩恵を与えるのは当然だと思う。もちろん、下位のチームにチャンスを与えることにも反対ではない。ただ下剋上への壁を高くするのはいいことだと思うから、現行の制度を基本的に歓迎している。

 ただし、必ずしも毎年の優勝チームがアドバンテージにふさわしい強さを持っているとは限らない。たとえば、2014年のソフトバンクはゲーム差なしでかろうじて優勝した。逆に16年の広島は17・5ゲームもの大差で独走V。この2チームに同じアドバンテージを与えるのは公平なのだろうか?僕にはちょっと代案がある。

 それは、ゲーム差によってアドバンテージを変動させることだ。現状は全試合上位チームの本拠地開催だが、その試合数をゲーム差によって変更する。僅差なら上位チームのホームゲームを1試合だけ多く、大差をつけての独走Vなら全試合本拠地開催でもいいだろうし、10ゲーム以上開いていたら1勝のアドバンテージがあってもいい。もちろん素人の意見なので無理があったり、突っ込みどころが多いだろうことは重々承知している。

 ただ、こんな制度なら、たとえ優勝が早く決まったとしても、優勝したチームはアドバンテージを多くするよう、2位のチームもそのアドバンテージを少なくするように一生懸命戦っていくはず。これこそ矢野監督が就任時に掲げた“あきらめない”を自然に促してくれるシステムになると思うのだが、どうだろうか?

 ◆トレバー・レイチュラ 1975年6月生まれ。カナダ・マニトバ州出身。関西の大学で英語講師を務める。1998年初めて来日、沖縄に11年在住、北海道に1年在住した。兵庫には2011年から在住。阪神ファンが高じて、英語サイト「Hanshin Tigers English News」(http://www.thehanshintigers.com)で阪神情報を配信中。

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