阪神・藤浪の復活はあるのか…1軍登板1試合&0勝の2019年シーズンを振り返る

キャリア最悪となる1軍登板1試合&0勝で終わった2019年シーズンの阪神・藤浪。苦しみぬいたその姿を、デイリー紙面で振り返ります。果たして、虎の若きエースと呼ばれた男が輝きを取り戻す日は来るのか。

公開日:2019.11.10

藤浪 最後は5回4失点「キャリア最低の年」来季復肩誓った

 「ウエスタン、阪神3-4ソフトバンク」(25日、鳴尾浜球場)
 最低の一年をバネに、必ず復肩する。阪神・藤浪が今季最後の公式戦先発に臨み、5回4失点。1軍登板はわずか1試合にとどまり、0勝。

藤浪 最後は5回4失点「キャリア最低の年」来季復肩誓った

 「1勝もできなかったシーズン。結果として一番、キャリア最低の年になりますけど、自分と向き合う年という位置づけと、今年があったから来年しっかり投げられたと言えるように…。そういう一年にできるように、今後していきたい」

藤浪 最後は5回4失点「キャリア最低の年」来季復肩誓った

動き始めた藤浪再生計画…来季の復肩あるか

1軍登板1試合、0勝。プロ入り後最低の成績に終わった藤浪ですが、来季へ向けての“再生”へ早くも動き始めています。

2019年10月31日デイリースポーツ1面

 阪神の藤浪晋太郎投手(25)が31日から始まる秋季キャンプに向けて30日、チームとともに高知入りした。今季1軍登板は1試合で、プロ7年目で初めて未勝利。20日間の鍛錬では復活を期す右腕に、“再生3カ条”が掲げられる。

藤浪、復活への3カ条 金村コーチ「何とかしてあげたい」秋季C31日スタート 

 (1)打者に投げまくれ
 キャンプではクールごとに、実戦形式が予定される。「打者に投げたい」という本人の希望も聞き、同コーチは可能な限りの登板を予定している。「打者と対した時が彼の課題。なるべく積極的に投げさせたい」。

藤浪、復活への3カ条 金村コーチ「何とかしてあげたい」秋季C31日スタート 

 (2)レジェンド左腕の声を聞け
 福原投手コーチも「毎年毎年、頑張ってほしい選手。期待する部分は当然、ある」と言う。その上で、臨時コーチを務める山本昌氏の指導にヒントがあればと願う。「あれだけやられた方なのでね。参考になる部分はあると思う。(キャンプで)いい形で、なにか収穫があればね」。

藤浪、復活への3カ条 金村コーチ「何とかしてあげたい」秋季C31日スタート 

 (3)自主練習も徹底する
 フェニックス・リーグでは、リリーフで5試合に登板。短いイニングの投球から感覚、自信を取り戻す日々を過ごした。20日間のテーマについて藤浪は、「技術練習です」と強い口調で語った。「全体練習もそうですし、自分の時間でもしっかりと。自主練習もやっていきたいと思います」。

藤浪、復活への3カ条 金村コーチ「何とかしてあげたい」秋季C31日スタート 

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