阪神激痛3、4番不在で連続零敗 佐藤輝欠場→森下も負傷交代 藤川監督「明日ちょっとわかりませんけど」CS突破率33・3%

 「JERA CSセ・ファイナルS・第2戦、阪神0-1DeNA」(15日、甲子園球場)

 「2026 JERA クライマックスシリーズ セ」のファイナルS第2戦が行われ、阪神は0-1でDeNAに2連敗を喫し、アドバンテージの1勝を含む1勝2敗となった。前日14日に途中交代した佐藤輝明内野手(27)がコンディション不良のため欠場。森下翔太外野手(26)が六回の二ゴロで一塁ベースを駆け抜けた後、右太もも裏を気にするそぶりを見せ、七回の守備から交代し病院へ直行した。リーグ連覇を支えた3、4番コンビがアクシデントに見舞われ、猛虎に暗雲が垂れ込めた。

 悲劇の一日だった。2試合連続の完封負けを喫し、甲子園には虎党のため息が充満する。ただの負けなら切り替えられるが、佐藤輝と森下のダブル離脱という非常事態の可能性も出てきた。藤川監督もナインもチーム一丸で勝利を目指したが、2人の存在の大きさを突きつけられる一戦になった。

 異変は試合前練習からあった。14日のファイナルS第1戦でコンディション不良により途中交代した佐藤輝が、練習に姿を見せない。指揮官は練習中に「昨日、少し体の方にコンディション不良がありまして、今日、スタメンは難しいという判断を本人と話をして、なりました」と状態を確認した結果、ベンチスタートを示唆した。

 佐藤輝はバットを1本だけ持って、室内練習場で約20分の個別練習。「重症ではないですが、話をして、今日はスタメンを外れることになりました」と自分の言葉でも説明した。代打などでの出場も予想されたが、結局ベンチ外。今季初の欠場となった。

 試合後、指揮官はベンチ外の理由を説明。「ベンチワークのところですね。出場できるかどうか微妙なところで佐藤を入れることによって、他の選手にもし何かあった時にというのがありましたので」。短期決戦は総力戦。実際に九回まで戦って、ベンチに残った野手は熊谷、捕手の坂本と梅野の3人だけだった。

 試合でもアクシデントが発生した。六回2死、森下は強烈なゴロを遊撃に放ったが、シフトを敷いていた二塁の牧がダイビングキャッチ。セーフになろうと全力疾走をしてアウトになった後、右太もも裏を気にするしぐさを見せた。七回の守備から途中交代。「今、言えることは何もありません」と試合途中にクラブハウスへと引き揚げた。

 猛虎打線を支え続けた2人。チームとして2本の内野安打だけに終わったように、3、4番の存在感は計り知れない。森下は病院を受診し、佐藤輝の起用についても「明日また、ちょっとわかりませんけど、現状では」と指揮官が試合後に明言することはなかった。セ・リーグで1勝(アドバンテージを含む)から2連敗したのは過去3度あり、突破したのは12年の巨人だけ。日本シリーズ進出確率は33・3%と厳しいデータもある。王者の底力が試される時がきた。

 ◆12年巨人は逆転突破 セ・リーグのCSで、アドバンテージ1勝を持つレギュラーシーズン1位チームが初戦から連敗は4度目。過去3度はいずれも巨人で、12、14、24年。このうち逆転で日本シリーズへ進んだのは、中日と対戦した12年の1度。この年の巨人は第3戦も敗れ1勝3敗と追い込まれたが、そこから3連勝した。

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