【西山秀二氏の眼】阪神・坂本の初回リードに勝利確信 2死一、二塁で佐野の3-1から才木にカーブ要求でストライク 捕手の経験の差 

 「DeNA3-8阪神」(26日、横浜スタジアム)

 阪神は打線が13安打8得点で快勝、シーズン2位以上が確定した。試合がなかった2位巨人とのゲーム差を2・5に広げて優勝マジックは4に。初回に佐藤輝の犠飛と大山の適時打で2点を先制すると、7-3の七回には佐藤輝が右翼席へ37号ソロを放ち自身2年連続でシーズン100打点に到達。先発の才木は四回に味方の失策も絡み3点を失ったが5回3失点(自責1)で自身3年連続となる2桁勝利をマーク。デイリースポーツ評論家の西山秀二氏は「坂本の初回のリードにこの試合の勝利を確信した」と称賛した。

  ◇  ◇

 阪神の強さが際立ちゴールが見えてきたが、坂本の初回のリードにこの試合の勝利を確信した。

 2点リードで迎えた一回裏2死一、二塁で佐野を迎えた場面。坂本はカウント3-1から才木にカーブを要求してストライクを取った。佐野にとっては全く意識のなかったボールで、あの1球で迷いが生じたはずだ。そこへ、決め球のフォークが腕の振りもよく決まり空振り三振に仕留めた。

 四球を出しても仕方がないと、開き直って攻めることができた面はあるが、坂本の経験と落ち着きが光った。

 対照的にDeNAの古市は、一回表の2死二塁で大山に対して、3-2から尾形にインサイドの真っすぐを要求。甘く入って右前適時打にされた。立ち上がりの不安定な状況で際どい所に投げるのは厳しい。真っすぐをいくなら外に行くべきで、捕手の経験の差が出た形になった。

 才木は球数が多く制球にバラつきがあって本調子ではなかった。1番から8番まで全ての打者に120%の投球をしているが、メリハリをつけられるようになれば完投能力も上がり、毎年のように最多勝を争える投手になるのではないか。

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