阪神・森下 先制打&勝ち越し打→80打点&通算500安打到達 「(劇的勝利)めちゃくちゃ大きい」

 「阪神3-2DeNA」(21日、甲子園球場)

 全員でつかんだ大きな白星。ただ、この男の活躍なくして勝利はなかった。序盤に積み重ねた得点は阪神・森下翔太外野手(26)のバットから生まれた。2本の適時打を放ち、試合を動かした。

 負ければ首位陥落のヒリヒリした戦いで主導権を握った。0-0の初回1死一塁で平良の初球を力強く振り抜いた。打球は左翼フェンスを直撃。相手守備陣も鋭いボールを本塁へ転送したが、俊足の近本が見事生還した。「甘い球は初球から積極的に打つ準備をしていました」とうなずいた。この一打で通算500安打に到達し、2年連続80打点も達成。だがこの男には通過点に過ぎない。

 これで終わらなかった。1-1と同点に追いつかれた三回1死一、三塁では詰まりながらも中前へ適時打。「自分のスイングを心がけて打席へ入りました」と打席の中で迷いはなかった。塁上では一塁ベンチに向かって吠(ほ)え、感情を爆発させた。「先制点と追加点をほしいところで打てたので良かった」と頰を緩ませた。

 殊勲の大山を迎えた際には佐藤輝に蹴られたり、水をかけたりと大はしゃぎ。この試合に懸ける思いは強かっただろう。「(勝ち切れて)めちゃくちゃ大きいと思うので、一試合、一試合やっていくしかない」と森下。もう後ろは見ない。積み重ねた勝利の先にある栄冠だけを目指して走り続ける。

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