阪神・藤川監督 今季ワーストの5連敗「悔しさを力に」「とにかくその日のゲームにしっかり準備」

 中日に敗れ、ファンへあいさつをする藤川監督(中央)=撮影・立川洋一郎
 9回、好機に凡退する坂本(撮影・飯室逸平)
 9回、空振り三振に倒れ天を仰ぐ大山(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神0-1中日」(13日、甲子園球場)

 9月に入ってまだ、甲子園に六甲おろしは響かない。阪神攻撃陣が沈黙し、今季ワーストの5連敗。藤川球児監督は「あまり今日に関してはバットを振れてなかった。悔しさを力に変えるというか、各自が思うところはあると思うので」と敗戦を次戦への糧につなげていく姿勢を示した。

 虎党からため息が漏れたのは延長十一回。3番手・木下が1死一、二塁から細川に左翼線へ運ばれ、適時二塁打で均衡が破れた。2敗目を喫した木下は9日・広島戦でも失点していたが、結果的に攻撃陣が援護できない展開が重く響いた。

 今季ここまで3度、土をつけていた中日・高橋宏に苦戦。七回まで内野安打のみに封じられ、攻略の糸口を見いだせないままイニングだけが進んだ。

 最大の好機は九回1死二、三塁。劇的勝利のお膳立てが整うも、大山が空振り三振に倒れた。申告敬遠を挟んで満塁となったが、坂本が右飛。大山は試合後「本当に申し訳ないですね。今日は僕のせいなので」と黒星の責任を背負い込んだ。

 坂本に打順が巡った場面で、ベンチは代打を送ることはなかった。指揮官は「いろいろあるんでしょうね。選手が、その打席に賭けるところですから。勝負の中ですからね。その後の守りもあるし、攻撃とは言いますけれども、これは勝負の中の一つですから」と意図を説明した。

 12日の一戦で2番に据えた立石はベンチスタートで、この日の出場はなかった。藤川監督は「個人の起用法は本当は明かさないんですけど、これは今、チームのところですから。全てのところに可能性はあると思うんですけど、一つ一つが勝負ですから」と語った。

 2戦続けて0-1で零封負けを喫するのは24年7月19、20日以来2年ぶり。今月の甲子園では4連敗とまだ勝ちがない。「とにかく、その日のゲームにしっかり準備して入っていくということですね」と視線を上げた藤川監督。トンネルの出口は必ずあると信じて歩みを進め、潮目を変える。

 ◆苦しい9月 阪神は9月に入って8試合を戦い2勝6敗、勝率・250はセ・リーグ最低だ。チーム打率・209は、広島の・203に次ぎ12球団ワースト2位。貧打で急ブレーキがかかっている。

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