阪神・ガルシアは連覇への切り札に-現場、フロントの我慢と判断で本領発揮

1回、3ランを放ちナインに迎えられるガルシア(撮影・田中太一)
1回、左越えに3ランを放ち、生還するガルシア(撮影・西岡正)
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 「DeNA5-10阪神」(6日、横浜スタジアム)

 阪神のデルミス・ガルシア外野手が初回、左中間席上段への2試合連続2号3ラン。大量7得点をド派手に飾った。

  ◇  ◇

 ガルシアはシーズン途中加入後、契約から4日で1軍に昇格した。知らず知らずに「救世主」の看板を背負わされながら、5日の初本塁打まで6試合、12打席連続無安打。声援は次第に非難の声に変わってきた。それでも藤川監督、ベンチはスタメンで起用。そこには球団の信念がある。

 「まだ粗削りだけと日本の野球に慣れたら打てる」。スカウトの眼を信じて獲得し、現場の眼を結集してスタメンに送る。加えてデータも後押しした。打球速度は180キロ台。これはドジャースの大谷、佐藤輝らに匹敵する。パワーだけではなくMLBでも、トップクラスのスイング技術だ。

 球団首脳は言う。「あそこまで打球を飛ばす能力は、パワーだけではない。外国人選手の場合、2軍を経験したら打てるか?そうじゃない。あくまで1軍で活躍できるかどうか。そのために上で打席に立たせないと」。現場、フロントの我慢と判断が生んだ2戦連発。リーグ連覇に向け切り札の予感が漂う。(デイリースポーツ阪神担当・田中政行)

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