阪神 プロ野球85年ぶり「打率4傑」独占へ 佐藤輝、中野、森下、大山に期待

 阪神の主軸4人が、プロ野球85年ぶりの「打率4傑」独占を目指す。セ・リーグ1位の佐藤輝を筆頭に、中野、森下、大山と阪神勢が4位までを占める。実現すれば1941年巨人以来2度目で、2リーグ分立後では初の快挙だ。

  ◇  ◇

 規定打席を満たす阪神の4人が、そっくりそのまま打率4位までに勢ぞろいしている。

 まずは佐藤輝だ。持ち前の長打力に加え、開幕から安打も量産。4月12日中日戦の後には、実に・411にまで達した。夏場に入りややブレーキがかかったが、それでも現在の・319はセ・リーグ規定打席到達17人中唯一の3割台だ。初のリーディングヒッターも射程距離にある。

 2位の中野も、安定感は健在だ。佐藤輝との「新人年から2人そろって100安打以上」を、6年に伸ばした。これはプロ野球史上唯一だ。21年同期入団の名コンビは、今年も“二人旅”を続けている。

 25本塁打を放ち初のキングを目指す森下は・292で3位にランクイン。入団2年目の24年からの年間100安打以上を、3シーズンに伸ばした。大山は・278で4位。7月の月間打率・313と、調子を上げてきた。

 惜しまれるのが近本の長期離脱だ。4月26日広島戦で死球を受け骨折し、復帰は7月11日ヤクルト戦。例年通りの出場を続けていれば、4人の間に割って入っていた可能性はある。今季の規定打席を満たすには、残り全試合に出場したうえで、1試合あたり約5・2打席に立たなければならない。プロ野球初の5傑独占は、やや厳しい状況にある。

 過去に打率4位までを同一球団で独占したのは。1941年の巨人だけ。川上哲治、白石敏男、中島治康、水原茂という、伝説の名選手たちが顔をそろえる。日本軍が真珠湾攻撃を行った年で、実に85年前の出来事だ。3位までを占めたチームですら、1960年の大毎(現ロッテ)しかない。初のセ・リーグ連覇を目指す阪神を「独占カルテット」がけん引する。(デイリースポーツ・高野 勲)

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