阪神・ドラ1立石 14打席ノーヒット 藤川監督温かいまなざし「地に足を着けて伸びていってほしい」

 「阪神2-4日本ハム」(28日、甲子園球場)

 反撃を信じたスタンドの祈りは届かなかった。2点差に詰め寄った九回2死。阪神ドラフト1位・立石に打席が巡ったが、カウント2-2からの155キロ直球にバットが空を切った。空振り三振で最後の打者となった。6試合ぶりに6番で先発出場するも、試合を通して悔しさが募った。

 初回は1点を先制し、なおも2死一、二塁で遊飛。2点を追う四回は1死一塁で遊ゴロ併殺に倒れた。無死一塁で迎えた七回は初球を捉えたかに見えたが、右翼正面のフライアウト。これで24日・巨人戦の第5打席から14打席連続無安打となった。立石は硬い表情を崩すことなく「しっかり勉強して頑張ります」と次戦に目を向けた。

 19日・中日戦でのデビューから5戦連続安打で24日・巨人戦ではプロ初本塁打。鮮烈な印象を与え続けてきたが、まだ8試合の出場で35打席を消化した段階だ。試合前に本人と言葉を交わした藤川監督は「最初に期待が大きくなってしまっているだけに、たった何打席かで心の揺れ動きは必要ないよというところ。昨日(27日)も、一つ空振りするだけでため息が大きいのでね」と注目度の高さを踏まえて、背中を押した。

 伝統球団のドラフト1位という境遇は自身と同じ。日々新たに前進していく姿を求める。「選手たちに、地に足を着けて伸びていってほしいという思いもありますから。じっくりと、また明日、頑張ればいいと思います」と藤川監督。温かいまなざしで金の卵の成長を見守っていく。

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