阪神・坂本 主将の存在感 直近3戦5安打4打点 好リードで村上完封アシスト「何とかしたいと」
「巨人0-3阪神」(23日、東京ドーム)
ゲームセットの瞬間、阪神・坂本は力強く右拳を握った。敵地での快勝は、主将の活躍抜きには語れない。打って守って、カード勝ち越しに尽力した。
四回までウィットリーに1安打。停滞ムードが漂う中、五回に捕まえた。1死一塁で148キロカットボールを力強く引っ張って左前打。好機を広げると、後続がつながって2点を先制した。
1点を追加した六回はなおも1死一、二塁で中前に運んで4度目の複数安打。途中出場した20日・中日戦から数え、直近3試合で5安打4打点の上昇カーブを描く。「今まで迷惑をかけているので何とかしたいと思っているし、その思いでやっている」と全く浮かれることなく振り返った。
守備では村上を好リード。相手の攻撃が終わるたび、ベンチで会話を重ねた。常々「簡単な試合はない」と話す正妻。7点差を逆転した20日の試合後には「どんなに点差が開いても、やらないといけない。そういうことを改めて感じさせてもらった。それぞれが出たところで自分のパフォーマンスを出せるように、今後も続けてやっていければ」と個々の“あるべき姿”に触れていた。
試合後、敵地に響き渡る凱歌(がいか)を遠くに聞きながら、坂本がベンチ裏の階段を上る。「本当に丁寧に投げてくれたと思うし、今日は村上のおかげ」。自らの活躍を誇らず、仲間の躍動に目を向けるキャプテンが5月後半も戦いを束ねていく。
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