阪神 なぜ逆転直後に登板の及川が勝ち投手? 公認野球規則によると「その投球が効果的でなかったとき」と説明 今回のケースは?
「広島3-6阪神」(10日、マツダスタジアム)
阪神の及川雅貴投手が公認野球規則(9・17)にのっとり、キャリアハイの4勝目を手にした。
左腕は味方が逆転した直後の七回に1回無失点と好投。六回に投げていたのは桐敷で、普通ならば桐敷に白星がつきそうだが、及川に勝ちが与えられた。桐敷は伊原の後を受けて、2死満塁から坂倉に同点の押し出し死球、秋山に勝ち越しの2点適時打を浴びていた。
野球規則では「救援投手が少しの間投げただけで、しかもその投球が効果的でなかったときに、続いて登板した救援投手の中にリードを保つのに十分に効果的な投球をした投手がいた場合は、前者に勝の記録を与えないで、続いて登板した救援投手の中で最も効果的な投球をしたと記録員が判断した投手に勝を与える」となっている。
さらに加えて「救援投手が1イニングも投げずに2点以上の得点(それが前任投手の失点であっても)を許した場合は、効果的な投球とはいえず」と注釈もあり、今回はこのケースが適用されたようだ。よって、桐敷ではなく、及川に勝利の権利が与えられた。
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