阪神「6番問題」解決が連覇のカギ 有力候補にドラ1立石&新助っ人ディベイニー 前川ら若手競争激化
阪神は今オフ、右打者を積極補強した。ドラフトでは立石正広内野手(22)=創価大、谷端将伍内野手(21)=日大、岡城快生外野手(22)=筑波大=と1位から3位まで大卒野手を指名。日本ハムとのトレードでは伏見寅威捕手(35)を獲得し、新外国人のキャム・ディベイニー内野手(28)=前パイレーツ=も右打ちと方針は徹底している。悲願のリーグ連覇、日本一へ、打線のキーマンとなる「6番問題」、そして台頭が待たれる「右のリリーフ」に焦点を当てた。
「6番問題」の解決が連覇の鍵となるかもしれない。昨季は1番・近本から5番・大山まで打順を固定。6番以降は日替わり起用しながらも史上最速リーグ優勝を成し遂げた。ただ、ソフトバンクとの日本シリーズは1勝4敗と完敗。力の差を見せつけられ、2年ぶりの日本一を逃した。
ウイークポイントとして浮き彫りとなったのが下位打線だ。中でも6番打者はレギュラーシーズンで計13人が務め、打率・198、8本塁打、34打点。課題解消へ、虎は異例の補強を展開した。ドラフトでは立石、谷端、岡城と1位から3位まで即戦力ルーキーを指名。日本ハムとのトレードで獲得した伏見、現役ドラフトでヤクルトから加入の浜田、新外国人のディベイニーも右打ちの内野手だ。竹内球団副本部長が「今年のオフのテーマ」と語ったように、徹底して右打者の強化を図った。
6番の筆頭候補に挙がるのはドラフト1位・立石だ。広角に長打を打ち分ける打撃は評価が高く、ドラフト会議で3球団が競合した逸材。本職は三塁と二塁だが、外野にも本格挑戦の意向を示している。藤川監督も「どこのポジションでも可能性を持ってもらおうと思っている。出場機会を取ってほしい」と期待。ルーキーが「6番・左翼」の開幕スタメンを奪取できれば、6番問題は一気に解決へ向かう。
新外国人・ディベイニーも有力候補。マイナー通算85本塁打を誇り、昨季3Aで打率・266、20本塁打、66打点をマークした。竹内副本部長は「広角に打てる中距離打者のタイプ。守備は遊撃がメイン」と話す。昨季、助っ人の本塁打はヘルナンデスの1本のみ。3年前の日本シリーズ第7戦でノイジーが値千金の3ランを放って日本一に導いたように、ここぞの一発は外国人の魅力だ。攻撃型の遊撃手として、ディベイニーが6番に座る可能性は十分にある。
2人以外にも候補はいる。ドラフト2位・谷端に浜田、もちろん昨年の開幕戦で6番を張った前川も黙ってはいないだろう。昨秋キャンプで高評価を得た20歳の百崎に高寺、中川、小幡、熊谷らもアピールを誓う。
日本シリーズ終了後、藤川監督は「チームを壊す」と宣言した。打線解体の可能性がある中、6番に座るのは誰か。「熱覇」をスローガンに戦う指揮官の手腕にキャンプから目が離せない。
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