阪神・ドラ1立石 目標シーズン完走、新人で全試合出場なら球団史上初 キャンプ1軍スタートに感謝「チャンスつかみたい」
阪神ドラフト1位の立石正広内野手(22)=創価大=が2日、山口県防府市の母校・高川学園で自主トレを公開。1年目の今年は午(うま)年にちなんで、シーズン完走を目標に掲げた。新人での全試合出場となれば、2リーグ制以降、球団史上初の快挙。期待のルーキーは結果はもちろん、体も強化しながらシーズンを駆け抜ける。
きれいな青空が広がったが、時折吹く風はすさまじく冷たかった。どこからか飛んできた雪も舞うグラウンドで、立石は約2時間の新年初練習を行った。
「中高6年間、頑張ってきた母校のグラウンドで、練習できるのはありがたいです。楽しくすがすがしくできました」
忙しい年末年始で、地元山口に帰ってきたのは、年が明けた1日。つかの間の息抜きになっているが、視線は先を見ていた。「無理やりでも練習できる環境に身を置くというか、自分だけだと甘えちゃうので、積極的に練習に参加するようにしてます」と野球漬けの日々を送っている。
年末は大学時代から通っていたトレーニング施設「Rebase」の合同自主トレに参加。沖縄でチームの先輩になる森下、昨年のパ・リーグ新人王のロッテ・西川らと約1週間、寝食を共にしながら野球と向き合った。「すごい勉強になりました」と充実の時間を過ごしていた。
合同自主トレでは、実績のある打者たちから打撃を学んだのはもちろん、自身の体についても見つめ直した。「スプリント(ランニングメニュー)にも細かく時間を使ってできた。体が一番大事なので、生きてくると思います」。中学時代から腰痛に苦しみ、大学4年時には足首を痛めた経験がある。プロの世界で戦っていく体作りに重点を置いている。
再三口にしている「二桁本塁打」到達のためにも「とにかくケガなく1年間完走できるように頑張りたい」と力を込める。阪神では新人年に全試合出場した選手がゼロ。近年では近本が、1試合だけ欠場した19年の142試合が最多となる。佐藤輝や森下も1年目から全試合出場は成し遂げられておらず、ケガなく完走できれば偉業達成も近づくというものだ。
藤川監督はすでに2月の春季キャンプで、立石の宜野座組(1軍)スタートを明言している。「大卒で余裕をこいてる時間はない。藤川監督が1軍スタートにしてくれたことに感謝ですし、そのチャンスをつかみたい」と気合十分だ。
「今年次第で自分の野球人生を良くも悪くも変える1年だと思う。いい結果を残せれば、すごくポジティブに考えられると思うので、勝負だなと思ってます」
期待もプレッシャーもかかるルーキーイヤー。今年の干支(えと)である馬のように全力で走り切り、大きくなって来年も地元へ帰ってくる。
◆新人選手の全試合出場 2リーグ制以降、阪神ではゼロ。近年では近本が2019年に1試合だけ欠場し142試合の出場となっている。他球団では西武・源田が17年、ロッテ・藤岡が18年に達成。過去には長嶋茂雄が1958年に130試合で達成している。
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