阪神育成・嶋村 打てる捕手を目指す 春季Cは宜野座スタート「支配下は遠くない」貴重な左打者の捕手として指揮官も注目

 阪神の注目の若手選手を紹介する企画第2回は育成の嶋村麟士朗捕手(22)を取り上げる。24年ドラフト会議で育成2位指名を受け、阪神に入団。ルーキーイヤーは2軍で58試合に出場。139打数37安打で打率は・266と一定の成績を残した。攻守ともに成長を遂げ、2年目はまず支配下登録を目指す。

 11月の安芸・秋季キャンプ。藤川監督が嶋村に熱視線を送っていた。「非常に期待しています。今の支配下選手と比べて上回るものを持っています」と高評価。春季キャンプでの宜野座スタートを明言。嶋村はこれを受け、「うれしいんですけど、もっと課題はいっぱいあると思う」と舞い上がることなく冷静に話した。

 今季の2軍では日高現1軍バッテリーコーチと守備をメインに練習を積んできた。配球やキャッチングなど、試合前でも時間を多く費やし、強化に励んだ。秋季キャンプで「守備を重点的にやりたい」と話していた通り、課題はある。克服しながら「バッティングでもアピールしなきゃいけない」と持ち味の打撃面も春季キャンプまでにさらに磨きを掛ける考えだ。

 左打者の捕手は貴重。現状、1軍の代打枠にも左打者は少なく、チャンスはある。「支配下は遠くない。今やるべきことを段階を踏んでやっていこうと思っています」。努力を重ね、支配下登録を勝ち取る。

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