阪神・岩貞祐太投手（３４）が２８日、大阪・高石市内で野球教室に参加。前夜訪れた飲食店で、タレント・笑福亭鶴瓶と偶然会ったことを明かした。

　大御所との遭遇に左腕のテンションは上がった。「ホント頑張ってね」と激励され、「芸能界のレジェンドに声をかけてもらって、頑張るしかない。第一線で長く活躍されている。自分も長く現役をやっていきたい」とエールを力に変えた。

　１２年目の今季は２９試合に登板して３勝１敗４ホールド、防御率２・１２。２試合の登板に終わった昨年から意地の復活を遂げた。かねて登板前には藤川監督から「生きようとするな、捨て身でいけ」とゲキを飛ばされており、「一試合一試合全力で準備してがむしゃらにいく気持ちでやっている。それを継続して（現役が）終わる時に長くできたなと思えるような形にできたらいい」と指揮官の金言を胸に刻んで“長寿投手”を目指す。

　もともと鶴瓶の大ファンで「素晴らしい方で、人を引きつける。憧れます」と羨望（せんぼう）のまなざし。「また、ご一緒できたら幸せです」。鶴瓶との再会もモチベーションにして、３５歳シーズンはフル稼働する。