阪神・下村が3年目の飛躍へ 藤川監督も期待する苦労人「来年こそはやらないといけない」

 阪神の注目の若手選手を紹介する企画第1回は下村海翔投手(23)を取り上げる。23年ドラフト会議で1位指名を受け、阪神に入団。ルーキーイヤーの4月に右肘の内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けた。それ以降はリハビリ生活が続いており、未だ1、2軍ともに実戦登板はない。

 来季3年目を迎える右腕にとって来年は勝負の年だ。「来年こそはやらないといけないなという思いです」。11月の契約更改の際には焦りの言葉も口にした。

 「去年に手術をして、順調にいけば今年投げられる見込みで進めていたので試合には投げられなかったですけど、それに近いところまでいけたのはリハビリとしての一つの成果」

 8月17日には入団後初のシート打撃に登板。四球を3つ出したが、最速153キロを投じ、復活を予感させた。しかし、その後は右肘の違和感からステップを進めることはできなかった。

 藤川監督も期待を寄せている。11月25日の西宮市民への優勝報告会では「ドラフト1位で来ていますけど、いよいよ故障も癒えてくると思います。夏の前くらいから1軍で起用できるようなことになれば来年はここに下村がいるんじゃないかな」と1軍デビューを予告した。

 「3年目は期待に応えられるように頑張りたい」。苦しい日々を乗り越え、来季こそはマウンドで躍動する。

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