阪神・近本 プロ8年目の挑戦 関節の可動域拡張&走力向上&左中間方向の打球増加へ 来季で32歳「大事な一年になる」

 阪神・村上頌樹投手(27)と近本光司外野手(31)が28日、ともに地元である兵庫県淡路島の淡路佐野運動公園で合同自主トレを公開した。村上は来季の個人目標に掲げる沢村賞に向け、基準となる8完投以上を宣言。2年連続開幕投手へも改めて名乗りを上げ、開幕G倒に意欲を示した。近本は“プロ8年目の挑戦”として左中間への打球増加などを挙げた。

 近本は32歳を迎える来年も挑戦することに意気込んだ。まず1つ目が、オフに力を入れている関節の可動域を広げること。「収縮で可動域をしっかりと出すことを重点的にやっている」と明かした。スイングした時の回旋は、柔軟ストレッチとは違う可動域。だから側屈(体を左右どちらかに傾ける動き)などを取り入れながら収縮を意識している。「バッティング、ランニング、スローイングにもつながる」と全ての土台になる大切な取り組みだ。

 2つ目は走力の向上。4年連続6度目の盗塁王に輝いた韋駄天(いだてん)は「野手である以上、走らないとプレーできないし、足をケガしたらバッティングができない。走れるからいろいろな幅ができてくる」と話す。この日は地面の反発力を意識したもも上げなども行った。「年齢を重ねても走っていけるような体でありたい」と力を込めた。

 3つ目は「左中間にしっかり打つ」こと。これまでは意識せずできていたがゆえにおろそかになっていた部分だといい、「タイトルとか結果がどうこうより、そこにしっかり打球を打てるようなボールの入り方、捉え方をやっていきたい」と見直していく考えだ。

 2日間の自主トレ公開を終え、「想像以上に来ていただいた。大変満足しています」と笑顔。間もなく迎える2026年には「けがなく、できる限り長く走りながらプレーしたいので、そういった意味では大事な一年になる」と覚悟をにじませた。残留を決めたプロ8年目もまだまだ進化する。

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