阪神育成2位・山崎 石井の新球撃つ!2・11紅白戦で対決「緊張より楽しみ」打&走でアピールへ
阪神ドラフト5位の能登嵩都投手(24)=オイシックス=と育成ドラフト2位・山崎照英外野手(23)=関西独立リーグ兵庫=が23日、SGLスタジアムで自主トレを公開した。一足先に入寮した2人は、キャッチボールやランニングなどで2時間半みっちり練習。山崎は来春キャンプ中の、紅白戦での石井との対戦で、打って走って猛アピールすることを誓った。
黄色のシューズにタテジマのウエアを着こなし、軽い足取りで芝生の上を走る。2カ月後に向けて山崎は燃えていた。
「ニュースで見て、僕もそんなチャンスをいただけるって思わなかった。今、緊張というよりかは、楽しみな気持ちが一番大きくて。石井さんを打てたら絶対アピールになる」
さかのぼること約1週間。15日の入団会見で山崎が「独立リーグ出身で今年も何十試合と無失点に抑えていて、そういう人の球を見たい」と石井との対戦を熱望。藤川監督がその心意気を買い、2月11日予定の紅白戦(宜野座)での勝負が決定した。
自慢の足を生かすためにもまずは打ち崩す。石井が新球解禁をにおわしていることに「その球を打てたらすごいじゃないですか。その球に絞って打ちたい」と気合。プロの速球に対応できるよう、ブルペンや打撃マシンで目を慣らして臨む。
その上で足を絡めてアピールする構えだ。「初球から走れるように、TikTokで『石井大智』って調べて。クイックとか見たりしてました」と入念に研究し、盗塁のチャンスを伺う。
現在は毎回、ダッシュのタイムを計測して自身の状態とタイムをメモ。速い球に設定を合わせてマシンで打ち込み、調整を行っている。「育成の立場でそこまでチャンスをいただけることが数少ないと思うので、逃さないように」。勝負の一戦で力を発揮し、早期の支配下へ存在感を示す。
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